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まだまだある大阪のソウルフード、食事編

お好み焼きにたこ焼き、ねぎ焼きに串焼き、ふぐ鍋(てっちり)。

さらにはミックスジュースやアイスキャンデー、玉子サンドに食パン、大阪寿司など、実にさまざまな食べ物を愛している大阪人。

でも食べ物に多大なこだわりを持つ大阪人が好む食べ物は、上に上げたものだけではないんです。

今日は大阪の人以外には意外と知られていない、大阪の人が大好きな食事メニューを紹介しましょう。


オムライス

西洋の卵料理オムレツと日本人が好きなライスが合体した食べ物、オムライス。

明治大正時代に日本で誕生したオムライスは、一説には大阪が発祥の地といわれています。

オムレツとライスを合体させるという発想は、手軽にお得に食べられるのが好きな大阪らしいかも。

心斎橋には今でもオムライス発祥の店として知られる老舗のオムライス専門店「北極星」があります。

「北極星」では純和風の建物の中で、畳の上に座って洋食のオムライスを味わうことができます。

またオーソドックスなオムライスの他、きのこオムライスやチキンオムライス、ポークオムライス、ビーフオムライスなどさまざまなオムライスのメニューがあります。

また梅田にある「キリンケラーヤマト」には、オムライスの上にトンカツがのったオムライス「かつオムドム」もあります。

専門店だけでなく、洋食店や喫茶店のランチメニューでかならず見かけるオムライス。

中華料理のお店にもあったりします(この場合はオムチャーハン)。




カレーうどん

カレーも好きで、うどんも好きな大阪人。

そんな好きどうしを合体させたカレーうどんも、大阪の人は大好き。

大阪には街のあちこちにカレーうどんの専門店があります。

中でも有名なカレー専門店は「得正」。

大阪中に支店があります。

オーソックスなカレーうどんのほか、なすカレーうどん、チーズカレーうどん、クリームコロッケカレーうどんなどがあります。

また心斎橋にもカレーうどんが有名なお店「味万」があります。




かすうどん

「かす」とはただのカスではありません。

このかすとは牛のホルモンをカリカリにあげたもの。別名「油かす」。

この油かすがうどんの出汁を吸い、出汁にホルモンの味が染み込む香ばしいうどんです。

このかすが出汁で形が元に戻る様子は、大阪生まれのインスタントラーメンにつながるものがあるかも。

もともとは大阪の北東部にある南河内地方の郷土料理。

かすうどんの専門店も何軒かあります。

また、うどん専門店やホルモン料理店にかすうどんがメニューにあるお店があります。

ちなみに「かす」という言葉は、大阪で人に向かって使うとかなり悪口になります。



ちゃんぽん

韓国や沖縄にもあるちゃんぽん。

日本でちゃんぽんといえば長崎ちゃんぽん。

鶏ガラや豚骨ベースのスープに数多くの野菜や海鮮の具がのった麺。

大阪にも長崎ちゃんぽんの店がたくさんあります。

中でも有名なのが「中央軒」。

創業者が長崎の味を大阪で広めるために始めたこちら。

今では難波を中心に数多くの支店があり、どこにいっても食べることができます。

こちらのお店のちゃんぽんになると、大阪の味と思っている大阪人も多いかも。

ノーマルなちゃんぽんのほか、豆板醤の辛味が入った辣ちゃんぽんもあります。

また同じ長崎の味である皿うどんや白湯ラーメンも。

もちろん、こちらにもオムライスもあります。



あいがけスパイスカレー

大阪人はもともとカレーが大好き。

「早く」「手軽に」「おいしく」たべられるカレーは大阪人の好みにマッチしているかも。

でもノーマルなカレーも好きですが、スパイスカレーも大好き。

大阪には具や香り、辛さもさまざまなスパイスカレーの専門店があります。

また同じ店も数種類の味を提供していたり、月ごとに変わったり。

そんなスパイスカレーで人気なスタイルなのがあいがけ。

ご飯を中心に2種類以上のカレーが1つの皿にのり、一緒にさまざまな味を楽しむことができます。

この「お得感」も大阪人の好みかも。

大阪にあるカレーの特集記事も多く、また大阪メトロでもスパイスカレー食べ歩きが毎年組まれるほど。

無限の組み合わせで食べ歩きを楽しむことができます。




洋食セット

オムライスやハンバーグ、コロッケ、カツなど、もともと洋食が大好きな大阪人。

中でも人気なのがさまざまな洋食のおかずが1度に食べられる洋食セット。

ハンバーグやらとんかつ、魚フライに唐揚げやコロッケ、海老フライなど、さまざまな味をだいたい3つずつ、一緒に味わうことができます。

一緒に食べられるのにさほど値段が高くない「お得感」も大阪人の好みかも。

多くの洋食店にも数種類のセットメニューがあります。

1つの皿におかずとサラダ、さらにミニスパゲティが一緒にのったワンプレートの洋食は、

いわゆるお子様ランチスタイル。

でも食べているのは大人ばかり。別名「大人様」ランチと呼ばれています。

夕食よりもランチとしてよく食べられている洋食セット。

どのお店にもカウンターがあり、一人でも食べられます。

人気店にはお店の前に行列ができるほど。

また大阪では老舗の洋食店「自由軒」にもセットメニューがあります。

オムライスの老舗「北斗星」の支店でもある「グリル北斗星」にも、さまざまなセットメニューがあります。




番外編:肉吸い

大阪人が特に好き、ということではないけれど、大阪では有名なメニュー。

肉吸いとは、いわゆる肉うどんのうどん抜き。

つまり具の薄い牛肉や豆腐と卵、うどんのスープのみということになります。

でも意外と肉にボリュームがあり、食べごたえがあるとか。

この肉吸いを卵やごはんと一緒に食べたりします。

有名なのが肉吸い発祥の店とされる難波の「千とせ」。

ある芸人が、劇場の近くにあるこの店で「うどん抜き」を注文したことからうまれたとか。

そして有名な芸人がTVで紹介することで全国的に知られるようになりました。

いわば一番最近生まれた大阪の食べ物。

でもすでに東京にも広まりつつあるとか。

やがて全国にひろがっていくかも?




いかがでしたか。大阪のソウルフード、食事編。

よく知られたメニューが大阪の人が好きなことに驚く人も多いかも。

またいままで食べたことがない、見たこともない食べ物も多いのでは。

洋食でも和食でも何でも好きな大阪人。

手軽に食べることができて、お得感があって、さらに美味しいこと。これが大事。

大阪人が好きなソウルフードを、大阪で是非味わってみてくださいね。


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